「BRadiko」は、全国民放ラジオの放送をインターネット経由で聴くことができる「radiko.jp」「NHKネットラジオらじる★らじる」「放送大学」「コミュニティFM(JCBA)」「AFN」「BBCラジオ」などを聴取するためのソフトです。
アップデートも頻繁に行われ、たいへんシンプルで便利なソフトなので、私もこの「BRadiko」のお世話になっています。
この記事では、「BRadiko」をアップデートした後に、Macユーザー御用達の「Audio Hijack Pro」を使って予約録音するときの「注意点」をまとめておきます。
フォルダ名を「BRadiko」に変更してアップデートを楽にする
まず、ダウンロードした「BRadiko.〜(ver.) zip」ファイルを解凍すると、「BRadiko.ヴァージョン番号」のようにヴァージョン番号が入ったフォルダが解凍されます。これをそのままアプリケーションフォルダにインストールしてしまうと、アップデートのたびに「Audio Hijack Pro」の設定も変更しなくてはならなくなります。
そこで私の場合は、アプリケーションフォルダ内に「BRadiko」フォルダを作成し、そこにアプリケーション本体とAppleScriptフォルダを収めています。こうしておくことで「BRadiko」のアップデートが発生ときに、ファイルを差し替えるだけなので作業が楽になります。
アプリケーション(BRadiko)本体は2種類用意されていますので、MacOSX10.5以降を使用している場合は、同梱の「10.5以降版BRadiko.zip」を解凍して差し替える必要があります。今となっては、ほとんどの方がこの作業をすることになるでしょうね。
あらかじめ「BRadiko」を起動し、「Gatekeeper」対策を忘れずに!
そして「BRadiko」のアップデート後、絶対に忘れてはならないことは、必ず、一度アプリケーションを起動しておくこと(右クリックで「開く」)です。この作業を忘れてしまうと予約録音として致命的な「アプリケーションが起動できないので録音することができません・・・」なんて文句をはき出したまま、知らん顔されてしまいます。
私も、このむごい仕打ちを何度か受けたことがありました。これは、MacOS Gatekeeperの設定による現象で「すべてのアプリケーションを許可」(セキュリティー上、危険な設定です)に設定していない限り、セキュリティーがかかってアプリケーションを開くことができません。
許可されていないアプリケーションを開くには、手動で「右クリックで “開く”」を実行しなくてはなりません。そこで「BRadiko」のアップデート後は、手動で一度アプリケーションを起動して「起動を許可」しておくことで「Audio Hijack Pro」での予約録音が可能になります。
この作業は、つい忘れがちになるので注意しましょう。せっかく予約しておいた大切な放送を聴き逃してしまうことのないように!
追記(2017.12.23)「BRadiko」を使用の方へ:「BRadiko」Ver.0.98.07以降、「10.5以降版BRadiko.zip」が同梱されなくなりました。macOS 10.12以降で「Audio Hijack Pro」を使用している場合、「BRadiko」を【予約録音】できないという不具合が生じる可能性があります。同じ症状が出る方は、「Ver.0.98.06」をご使用ください。入手できない場合は、「Audio Hijack」にアップグレードすることをおすすめします。
最新版「Audio Hijack」であれば、問題なく「BRadiko 0.98.07」以降が使用できます。私は今回「Audio Hijack」(US$27)にアップグレードしました。
記事 「BRadikoを「Audio Hijack」で予約録音する方法(Audio Hijack Proから移行の場合)」
記事 「Audio Hijack Pro」:macOS Sierraにアップグレード後、録音できなくなった! 記事はこちら