Mac Pro(Early 2008)に「macOS 10.13 High Sierra」をインストール!

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Macとうまく付き合うために
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アップルのサポート対象外になった “ Mac Pro(Early 2008)” に、「macOS 10.13 High Sierra 」を、インストールしました。

 

通常「macOS 10.13 High Sierra 」 は、2009年末以降に発売されたMac(Late 2009以降のモデル)にのみインストール可能です。ところが、「macOS High Sierra Patcher」を使用することで、「Late 2009以降のモデル」よりも前に発売されたMacにもインストール可能になります。

 

<アップルが発表しているインストール可能な機種>

  • MacBook(Late 2009以降)
  • MacBook Pro(Mid 2010以降)
  • MacBook Air(Late 2010以降)
  • Mac mini(Mid 2010以降)
  • iMac(Late 2009以降)
  • Mac Pro(Mid 2010以降)

通常、上記の機種以外は「macOS 10.13 High Sierra 」をインストールすることはできません。

 

この記事では、サポート対象外のMacに「macOS 10.13 High Sierra 」をインストールする方法を紹介しています。

 

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「macOS High Sierra Patcher」を使って「High Sierra」をインストールする方法

「High Sierra」インストール成功画像

毎回同じ注意書きになりますが、紹介している「macOS High Sierra Patcher(非公式)」は、サポート対象外のMacに「macOS High Sierra」を無理矢理インストールするためのツールです。この方法でインストールを試みる場合は、いかなる状況においてもすべて自己責任でお願いします。

 

用意するもの(Mac Pro Early 2008の場合)

  • 「SSD」(現在使用中の起動ディスクとは別のディスクに「macOS High Sierra」をインストールするため)
  • 「macOS High Sierraインストーラ」
  • 「macOS High Sierra Patcher」
  • 「USBメモリー(8GB)」:起動用インストーラ
  • 「Model ID」:パッチを当てる際に必要。Mac Pro(Early 2008)は「Mac Pro 3.1」

 

「macOS High Sierraインストーラ」と「macOS High Sierra Patcher」は、どちらも公開元の「dosdude1」さんのサイトに用意されています。

追記:「macOS High Sierraインストーラ」は、「macOS High Sierra Patcher」をダウンロードし、メニューの【Tools】の「Download macOS High Sierra」からダウンロードしてください。

「macOS High Sierraインストーラ」のダウンロードを説明する画像

サイトダウンロードはこちらから http://dosdude1.com/highsierra/

 

別の「SSD」を用意する理由は、「macOS High Sierra」インストール後のトラブル発生時に備えて、現在使用しているOS 「OS X 10.11 El Capitan」や「macOS 10.12 Sierra」のシステムに直ちに戻せるようにするためです。

 

インストール手順

一応、手順を箇条書きにしておきます。

  1. 「macOS High Sierraインストーラ」と「macOS High Sierra Patcher」ダウンロード
  2. 「macOS High Sierra Patcher」を起動し、【USBインストーラ】を作成する。
  3. 作成した【USBインストーラ】から起動して新たに用意した【SSD】に「macOS High Sierra」をインストールする。
  4. インストールが終了したら、再起動前に「macOS Post Install」を開いてパッチを当てる。
  5. 再起動後、「データの移行」をすれば完了です。

 

インストール作業は「macOS Sierra」の場合と同様ですので、記事「「macOS Sierra」をサポート対象外のMacにインストールする方法 Mac Pro(Early 2008)の場合」を参考にしてください。

 

インストール後の「ソフトウェアアップデート」について

「macOS High Sierra Patcher」では、「ソフトウェアアップデート」に必要だった「AUSEnabler」は不要になりました。

「AUSEnabler」をインストールしていた場合、「カタログ」をリセットしないと「App Store」にアップデート項目が正しく表示されないようです。

 

上図のように「AUSEnabler」から【Reset Catalogs】をクリックしカタログをリセットします。「AUSEnabler」はアンインストールします。

 

もし、「ソフトウェアアップデート」において更新プログラムが表示されない場合は、「swupatch.sh.zip」をダウンロードし、解凍した「swupatch.sh」ファイルをターミナルにドラッグ&ドロップして実行してください。

 

「macOS High Sierra Patcher」は、機種によっては対象外のものもあるようなので、サイトの説明をよく確認してから作業してください。繰り返しますが自己責任ですよ。

 

アップグレード後の不具合については、別記事「macOS 10.13 High Sierra」アップグレード後の不具合【Mac Pro(Early 2008)】にてお知らせします。

「macOS 10.13 High Sierra 」アップグレード後の不具合【 Mac Pro (Early 2008)の場合】
この記事では、「macOS 10.12 Sierra」から「macOS 10.13 High Sierra 」にアップグレードしたことによって生じた「不具合」と、その「解決方法」を紹介しています。ただし、サポート対象外のMac「Mac Pro (Early 2008)」にインストールした場合に生じた不具合です。

 

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「macOS 10.13.1 High Sierra」へのアップデートについて

サポート対象外の機種に「macOS 10.13 High Sierra」をインストールした場合、「10.13.1」へのアップデートは「App Store」のアップデート項目には表示されません。

 

インストール対象機種から「macOS 10.13.1 High Sierra」をダウンロードするか、仮想化ソフト「Parallels Desktop」などにインストールした「macOS 10.13 High Sierra」からダウンロードしてください。

そのインストーラ(10.13.1)を使って、【USBインストーラ】を再作成してから同じ手順でインストールする必要があります。

 

たいへん面倒な作業になりますが、サポート対象外の機種に無理矢理インストールしているのですから、仕方ない事だと割り切りましょう。

 

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「SSD」のフォーマットは「HFS?」、それとも「APFS?」

「macOS High Sierra」から、デフォルトのファイルシステムが「HFS」から「APFS(Apple File System)」に変更されました。

「APFS」は、レベルの高いセキュリティに加え、ファイルの複製やコピペといった一般的なタスクが高速化されるという、優れた新フォーマットです。

新ファイルシステムの説明画像

 

しかし、「macOS High Sierra」以外のOSから起動した場合、「APFS」でフォーマットされたディスクは認識されないので、何かトラブルが発生した場合はたちまち面倒なことになってしまいます。

ですから、サポート対象外のMacの場合は、従来どおりの「HFS」フォーマットを使用することをおすすめします。もともと戦力外通告を受けた機種ですから、あまり無理をさせてもかわいそうです。

 

<実は、そう言う私自身はやってしまいました。>

「macOS High Sierra Patcher」で作成した「USBインストーラ」から起動し、好奇心から「APFS」フォーマットを実行しました。その後インストールを終え、再起動したところ起動したのは「緊急用eDrive」でした。

 

「なんだ?」と思い、確認しようとしますが、「APFS」フォーマットしてしまっているので「SSD」の影も形も見当たりません。

 

「まぁ、いいや もう一回やり直してみよう」と、「USBインストーラ」から起動し、フォーマットをやり直そうとしたその時、気付いたのです。

「大変なことをしていた!(汗)」と。

 

私は、起動ディスクを「SSD 500GB × 2 RAID 0」で構成していたにもかかわらず、解除もせずそのまま「APFS」フォーマットに変更してしまったのです。きっとそれが原因で「BIOS」のデータでも壊してしまったのでしょう。

 

Macだけではなく、Win(VAIO)やブルーレイレコーダーなどでもフォーマットを試みましたが、SSDが復活することはありませんでした。(涙)

 

よって、急拠「SSD 1TB」を購入するハメになってしまいました。そして、従来どおりの「HFS」フォーマットでインストールしました。

 

起動ディスクに「RAID 0」システムを導入している場合、「APFS」フォーマットへの変更は十分注意して正しい手順で作業しましょう。

 

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