「macOS Mojave Patcher」 がAMD製GPUをサポート、Mac Pro Early 2008でも快適動作!

Macとうまく付き合うために
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Mac Pro Early 2008に「Patcher」を使って「macOS Mojave 10.14」をインストールし、完全動作させるためにGPUをMetal対応『PNY nVIDIA Quadro 4000 for Mac』に換装したのが2018年8月でした。

しかし、Apple側がNVIDIA社に対して「macOS Mojave」対応ドライバーの開発を許可していないため、Metal対応GPUにもかかわらず2019年11月時点で「macOS Mojave」非対応のままといった状況です。

 

そこへ先日の「macOS Catalina Patcher」(ver.1.2.0以降)でのAMD製GPUサポート、それに続き、11/3リリースの「macOS Mojave Patcher ver.1.3.4」でもAMD製GPUがサポートされました。

そこで早速、11/4にアップデートされた「macOS Mojave Patcher ver.1.3.5」を使って「macOS Mojave 10.14.6」をインストールしてみました。

すでに、私のMac Pro Early 2008のGPUは『PNY nVIDIA Quadro 4000 for Mac』から『SAPPHIRE Radeon HD 7950 Mac Edition』に換装してあります。見込みのないNVIDIA社のMojave対応ドライバーを待つのは止めました。

 

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Mac Pro Early 2008に「macOS Mojave 10.14」をインストールする方法

Mac Pro Early 2008へMojaveをインストール

 

毎回同じ注意書きになりますが、紹介している「macOS Mojave Patcher(非公式)」は、サポート対象外のMacに「macOS Mojave」を無理矢理インストールするためのツールです。この方法でインストールを試みる場合は、いかなる状況においてもすべて自己責任でお願いします。

 

用意するもの(Mac Pro Early 2008の場合)

  • 「AMD社製Metal対応GPU」(ここでは『SAPPHIRE Radeon HD 7950 Mac Edition』)
  • 「SSD」(現在使用中の起動ディスクとは別のディスクに「macOS Mojave」をインストールするため)
  • 「macOS Mojaveインストーラ」
  • 「macOS Mojave Patcher」(ver.1.3.5以降)
  • 「USBメモリー(16GB)」:インストーラー用
  • 「Model ID」:パッチを当てる際に必要な情報。Mac Pro(Early 2008)は「Mac Pro 3.1」

 

「macOS Mojaveインストーラー」は、「macOS Mojave Patcher」をダウンロードし、メニューの【Tools】→「Download macOS Mojave」からダウンロードしてください。

サイト「macOS Mojave Patcher」のダウンロードはこちらから

 

別の「SSD」を用意する理由は、「macOS Mojave」インストール後のトラブル発生時に備えて、現在使用しているOSに直ちに戻せるようにするためです。また、HDDでは遅くてまともに動きません。

 

インストール手順(ここでは新規インストール)

  1. 「macOS Mojaveインストーラー」と「macOS Mojave Patcher」ダウンロード
  2. 「macOS Mojave Patcher」を起動し、【USBインストーラー】を作成する。
  3. 作成した【USBインストーラー】から起動して新たに用意した【SSD】に「macOS Mojave」をインストールする。
  4. インストールが終了したら、再起動前(再起動までの時間は10秒弱)に「macOS Post Install」を開いてパッチを当てる。
  5. 再起動後、「データの移行」をすれば完了です。

 

インストール作業の詳細については、「dosdude1」さんの「Patcher」ダウンロードページに画像とともに丁寧に説明されています。英文なので苦手な方は「Google Crome」の翻訳機能を利用するとよいと思います。


注意:起動後、「AMD Metal Driver SSE4.1 Compatibility Patch」の再インストールを求めるアラートが出たので実行すると、再起動後に画面がブラックアウトしていまいました。実行しないほうが良さそうです。
【追記:2019/11/15】
上記の問題は、「macOS Mojave Patcher Ver.1.3.6」で改善されたようです。

少し不安は残りますが、一応インストールすることはできました。グラフィックボードも正常に機能しているようですので、興味のあるユーザーは試してみてはいかがでしょうか。

 

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AMD社製 Metal対応グラフィックボードは必須?

今後、Mac Pro Early 2008を使っていくには「AMD社製 Metal対応GPU」は必須となりそうです。すでに「macOS Catalina Patcher」もリリースされ、私のMac Pro Early 2008でも動作確認済みです。

おすすめは『SAPPHIRE Radeon HD 7950 Mac Edition』ですが、入手困難な場合は、無理に「macOS Mojave、Catalina」をインストールしなくても、安定している「macOS High Sierra」を最終OSとするのもありではないかと思います。

ただ、どうしても最新のOSをインストールしておきたいというユーザーは、「AMD社製 Metal対応GPU」が必須ということになります。

 

 

記事 『Mac Pro Early 2008 に「macOS 10.15 Catalina」をインストールする方法』

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