全国民放ラジオの放送をインターネット経由で聴くことができるソフト「BRadiko」バージョン0.98.07以降、「10.5以降版BRadiko.zip」が同梱されなくなりました。
これは、「Audio Hijack Pro」を使用してラジオの予約録音をしている私にとって、致命的な予約録音不能状態ということになります。何か原因があるのだと思いますが、わかりません。
最新の「ver.0.98.08」で試してみましたが、アプリは起動するものの、録音が開始されませんでした。「buimemo」さんからの説明によると、私の環境に限った不具合なのかもしれません。
いずれにせよ、「Audio Hijack Pro」を継続使用するのであれば、「BRadiko」は「ver.0.98.06」でアップデート終了ということになりますので、今後、新しい放送局への対応はできなくなります。
画像:audio-hijack_icon.jpg
そこで、そろそろ “「Audio Hijack」へのアップグレードが必須” ということで「移行」したところ、何の問題もなく今までどおり予約録音ができました。
と言うことで、この記事では「Audio Hijack Pro」から「Audio Hijack」へアップグレードした場合の設定方法をお知らせします。
「Audio Hijack Pro」から「Audio Hijack」への移行方法!
まず、ROGUE AMOEBA「Audio Hijack」のサイトにアクセスし、【Purchase】のボタンをクリックします。
次に、「Audio Hijack 3 Upgrade」の【$25 Upgrade Now】をクリックします。
次のディスカウント画面でメールアドレス、ライセンス用の氏名、ライセンスコード(Audio Hijack Pro)を入力し【Submit】をクリックすると、購入画面に移り「決済」できます。
「Audio Hijack」をダウンロードしインストールします。「Audio Hijack Pro」をMac上に残したまま、移行作業を開始します。
「Audio Hijack」を起動し、まず、忘れないうちに「Audio Hijack」のメニューから【install Extras…】を選択し、「Instant On」と「Schedule Helper」をインストールします。
次に、メニューバーの「Help」から【import Audio Hijack Pro Sessions】を選択します。この作業により「Audio Hijack Pro」での設定が「Audio Hijack」に移行されます。
「Audio Hijack Pro」では、「BRadiko」のAppleScriptフォルダから放送局を選択していましたが、「Audio Hijack」の場合は移行されたセッションを開き、「Application」のポップアップウインドウにある【URL】フィールドに放送局を入力する必要があります。
【URL】フィールドには、AppleScriptフォルダ内のスクリプトで指定されている文字列を入力します。例:Tokyo FMであれば、「bradiko:FMT」と入力。
これで、今までどおり予約録音が可能になります。ファイル名など細かい部分は再設定が必要です。
新規のセッションを追加する場合は、以下の画像もしくは「Help」を参考にしてください。
ここまで、「Audio Hijack Pro」から「Audio Hijack」へ移行方法を簡単に書いてみました。参考にしていただければ幸いです。
- 【スケジュール】のタイマーフィールドで、「秒単位の設定」ができなくなった。
- 予約録音終了後、「BRadiko」は終了するが、「Audio Hijack」は開いたままの放置状態。
この2点が「えっ? マジ?」って、感じたところです。
「Audio Hijack」では “AppleScript” がサポートされなくなったためでしょう。何とか改善していただきたいですね。
公式サイト ROGUE AMOEBA:「Audio Hijack」