2018年8月22日の記事で報告したとおり、Mac Pro(Early 2008)のGPUをMetal対応『PNY nVIDIA Quadro 4000 for Mac』に換装し、「macOS Mojave Patcher」のお世話になり「macOS Mojave 10.14」をインストールしたものの “NVIDIA” からMojave対応ドライバーが公開されていないため、完全動作しない状況であることをお伝えしました。
そして、2019年2月7日現在、未だにNVIDIAドライバーのリリースはなく、私の「Mac Pro(Early 2008)」は、お休み中です。
2018/10/18、NVIDIAがサポート状況を公開しているように、Apple側がドライバーの開発を許可しないかぎり、リリースされることはないとのことですから、今後はAppleがサポートするGPU以外は動作しなくなる可能性が高くなる？
公式サイト NVIDIA：10/18 FAQ about MacOS 10.14 (Mojave) NVIDIA drivers
「Mac Pro(Early 2008)」のGPU（グラフィックボード）選択
「Mac Pro(Early 2008)」で動作可能なMojave対応のGPUは、Appleがサポートを発表している『NVIDIA Quadro K5000 for Mac』『NVIDIA GeForce GTX 680 Mac Edition』もしくは『PNY nVIDIA Quadro 4000 for Mac』となります。
「macOS Mojave Patcher ver.1.3.4」でAMD製GPUがサポートされました。
とにかく今言えることは、私は選択を間違えたということです。『PNY nVIDIA Quadro 4000 for Mac』ではなく『SAPPHIRE Radeon HD 7950 Mac Edition』を選んでおけば、今頃は快適にMac Pro(Early 2008)上で「macOS Mojave 10.14」を走らせていたことでしょう。
ちなみにAppleがサポートを発表しているGPUは次のとおりです。
- MSI Gaming Radeon RX 560 128ビット4GB GDRR5
- SAPPHIRE Radeon PULSE RX 580 8GB GDDR5
- SAPPHIRE Radeon HD 7950 Mac Edition
- NVIDIA Quadro K5000 for Mac
- NVIDIA GeForce GTX 680 Mac Edition
この中で「Mac Pro(Early 2008)」で動作可能なGPUは
- SAPPHIRE Radeon HD 7950 Mac Edition
- NVIDIA Quadro K5000 for Mac
- NVIDIA GeForce GTX 680 Mac Edition
ですが、どれも現在は入手困難のようです。しかも「Mac Pro(Early 2008)」がサポートしていないSSE4.2命令セットを必要とする『SAPPHIRE Radeon HD 7950 Mac Edition』も完全動作はしません。
【追記：2019/11/6】朗報です。
記事 『「macOS Mojave Patcher」 がAMD製GPUをサポート、Mac Pro Early 2008でも快適動作！？』
【追記：2019/10/27】「Mac Pro Early 2008」ユーザーに朗報！
【“Catalina”をインストールしてみませんか？快適動作！】
記事 『Mac Pro Early 2008 に「macOS 10.15 Catalina」をインストールする方法』
「Mac Pro(Early 2008)」の今後
いっそのこと、「Mac Pro(Early 2008)」 は卒業して、2018年10月30日に発表された新型「Mac mini」を、オプションフル装備にしてハイスペックなマシンに仕上げるのもありかもしれませんね。
私は今、「Mac Pro(Early 2008)」をある趣味専用マシンにしようかと計画している最中です。OSも「OS X El Capitan」にして･･･。
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