サポート対象外のMacに「macOS Sierra」をインストールする方法 Mac Pro(Early 2008)の場合

Macとうまく付き合うために
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今後「Mac Pro(Early 2008)」と、どう付き合っていくか?

 

私がしぼり出した答えは、「El Capitan」のサポートが終了するまでは、このまま「Mac Pro(Early 2008)」を使用していくということです。そして、サポート終了までに次の「Mac」購入を決めようと思います。

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いつ災害に見舞われてもおかしくない昨今、いつでもサッと持ち出せる「MacBookPro」をメインマシンにするのも有りかと思います。10月28日に発表された「MacBookPro(2016)」もしくは来年の「MacBookPro(2017)」の購入を検討していこうかと考えています。ただそうなると私の場合、ディスプレイも買い替えなくてはいけません・・・(泣)

 

さて、この記事ではインストール対象外となった「Mac Pro(Early 2008)」に「macOS Sierra」を無理矢理インストールする際の注意点と、ソフト等の動作状況を簡単にお知らせしたいと思います。私は「自作ソフトの動作確認」のために一時的にインストールしてみました。

もし、あなたがこの方法でインストールを試みる場合は、いかなる状況においてもすべて自己責任でお願いします。

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「macOS Sierra Patcher(非公式)」を使ってインストールしてみた

まず、いきなり現在使用中の「El Capitan」に上書きインストール、なんて自爆的行為はできませんので、新たに「SSD」を購入し増設しました。

 

次に「macOS Sierraのインストーラー」と「macOS Sierra Patcher」をダウンロードします。「macOS Sierraのインストーラー」のダウンロードについては、記事「macOS Sierra:Mac Pro(Early 2008)が「Apple」から戦力外通告を受ける!」を参考にしてください。

 

macOS Sierra Patcher」は、機種によっては対象外のものもあるようなので、サイトの説明をよく確認してから作業してください。繰り返しますが自己責任ですよ。

また、パッチをあてるとき「Model ID」が必要になりますので、あらかじめ確認しておきましょう。ちなみにMac Pro(Early 2008)は「Mac Pro 3.1」です。

 

インストール手順としては、ダウンロードした「macOS Sierra Patcher」を使って「USBインストーラー(8GB)」を作成し、そのインストーラーから起動します。あとは普段どおりインストール先ディスク(私の場合は増設したSSD)を選択して「新規インストール」を開始します。

インストールが終了すると10秒後に再起動してしまいますので、その前にメニューバーの「Utillities」から「macOS Post Install」を選択しパッチをあてます。もし、パッチをあてる前に再起動してしまった場合は「option」キーを押したまま再起動して、もう一度「USBインストーラー」から起動してパッチをあてれば大丈夫です。

 

これでインストールは完了します。あとはいつもどおり「移行アシスタント」でデータの移行をするだけです。また「macOS Sierra Patcher」をダウンロードする際、いっしょに「AUSEnabler」もダウンロードしておきましょう。インストール後、このソフトで設定してやらないとOSのアップデートができないようです。

10.12をインストールした画像

 

アップデートも無事完了しました。11/3現在、新しいヴァージョンの「macOS Sierra Patcher」がアップされているようですが、これは10.12.1がインストールできるのでしょうか?(未確認)

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これで何も問題がなければ、「Mac Pro(Early 2008)」上で「macOS Sierra」が使用できるはずですが、私の場合は残念ながら致命的な不具合に見舞われました。

 

今回増設したSSDは「Crucial MX300 1TB」です。詳細はこちらから

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「macOS Sierraのインストーラー」のダウンロードについては、こちらの記事

macOS Sierra:Mac Pro(Early 2008)が「Apple」から戦力外通告を受ける!
「MacPro(Early 2008)」が、Appleから戦力外通告を受けてしまいました。「とうとう来るべきときが来てしまった」まだまだ現役で活躍できるマシンなので、生き残り手段を模索中!まずは「Parallels Desktop 12」に「macOS Sierra」をインストール

 

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「Mail」が起動しない!

致命的な不具合とは「Mail」が起動しないことです。私にとって「Mail」は日常作業の中でも重要度の高いアプリケーションですので、これが移行できないのは困りものです。必ず1回目は起動するのですが、2回目以降はレインボーカーソルが延々と回転したままで起動する気配はまったくありません。

「Mail」関連のフォルダやファイルを可能な限り削除(不可視ファイル含む)して何度か試しましたが結果は同じでした。かなり古いOSからの引き継ぎなので別の何かとのコンフリクトかもしれません。

 

そのほかのソフトにおいては、未対応がアナウンスされているソフト以外は特に問題なく動いているようです。心配していた「Adobe CS6(Dreamweaver、Photoshop、Illustratorなど)」も、あらためて「Java for OS X 2015-001」をインストールすれば問題なく動いています。

 

プリンター「Canon MG8230」も、通常のテキストの印刷は問題ないようです。(LAN接続での確認)これらは、あくまでも私の環境(El Capitanからの移行)での動作確認ですので、違った環境であれば結果も変わってくる可能性があります。

 

インストールに成功して「このままずっと「macOS Sierra」を使っていこう」と思ったあなたには、いつどんな不具合に遭遇しても、すぐに前の環境(私の場合はEl Capitan)で作業できるように、旧OSのHDDもしくはSSDは初期化せず、しばらく残しておくことをおすすめします。

 

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インストール方法を変えたことで「Mail」で発生していた不具合がなくなる

日を改めて、今まで試みていなかった方法でインストールしてみると「Mail」で発生していた不具合(起動不能)が解消されました。これでしばらく「Mac Pro(Early 2008)」上で「macOS Sierra」の動作確認に使用できそうです。

 

試したインストール方法は次のとおりです。一度「El Capitan」を新規インストールして、続きでデータ移行も済ませます。再起動後「macOS Sierra Patcher」を使って作っておいた「USBインストーラー」から起動して「macOS Sierra」を上書きインストールします。

 

この方法でインストールしたところ、「Mail」で発生していた不具合もなくなり、今のところ特に問題なく動いています。

この方法がベストであるかどうかはわかりませんが、古いOSから何度もデータ移行を繰り返して、OSのアップグレードをしてきている場合は、今使用しているシステムをキレイに整理整頓するためにも良いのではないでしょうか。

 

最後にもう一度、いかなる状況においてもすべて自己責任でお願いします。

 

アップグレード後の不具合についてはこちらに

macOS Sierraにアップグレード後「Audio Hijack Pro」で録音できなくなった!
OSのアップグレードやアップデートによって、今まで動いていたアプリケーションに不具合が発生することはよくあるケースです。「Audio Hijack Pro」は「Instant On」を再インストールすることで、録音機能の不具合は解消されます。

OSのアップグレード、アップデートなどの記事一覧はこちらから

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