Appleは1月24日、セキュリティ、安定性を改善させた「macOS High Sierra 10.13.3」を正式リリースしました。
今回のアップデートでは、「システム設定のApp Store設定がパスワードなし、もしくはユーザー名なしでロック解除可能」となっていた問題や、「メッセージやSMBサーバーの不具合」などが修正されています。
今回もセキュリティに関する不具合の修正が含まれているので、早めのアップデートをおすすめします。
サポート対象外機種の「macOS High Sierra 10.13.3」アップデート方法
今回は追加アップデートではなく、マイナー・アップデートですのでサポート対象外の機種に「macOS High Sierra 10.13」を無理矢理インストールしている場合、「App Store」に表示される【アップデート】項目から実行すると、アップデート後再起動しない場合があります。
「App Store」からアップデート後、再起動しなくなった場合は、アップデート前の【「macOS 10.13.2」USBインストーラ】から上書きインストールし直す必要があります。
手間はかかりますが、以下の方法でアップデートすることをおすすめします。
- 「macOS High Sierra 10.13.3」インストーラー(※)と「macOS High Sierra Patcher」(最新版)をダウンロード。
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「macOS High Sierra Patcher」を起動し、【USBインストーラ】を作成する。
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作成した【USBインストーラ】から起動して 「macOS High Sierra 10.13.3」を上書きインストールする。
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インストールが終了したら、再起動前に「macOS Post Install」を開いてパッチを当てる。
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再起動すればアップデートは完了です。
※ 「macOS High Sierra 10.13.3」インストーラーは、「macOS High Sierra Patcher」メニューの【Tools】→【Download macOS High Sierra…】からダウンロードするか、サポート対象機種もしくは「Parallels Desktop」などの仮想マシン環境ソフトにあらかじめインストールしたMacOS仮想マシンからダウンロードします。
【追記:2018/03/31】
3月30日、「macOS High Sierra 10.13.4」がリリースされました。「App Store」の【アップデート】項目にも表示されますが、そのままアップデートすると再起動しない可能性があります。
必ず、上記のようにOSに対応した「macOS High Sierra Patcher」を使って作成した【USBインストーラ】からインストールしてください。
ただし、3月31日時点で公開されている「macOS High Sierra Patcher」のバージョンは「2.5.5」ですが、「macOS High Sierra 10.13.4」の【USBインストーラ】を作成したところ、私の「Mac Pro(Early 2008)」では起動しませんでした。
「macOS High Sierra Patcher」のアップデートを待って、リトライすることにします。
【追記:2018/04/03】
「macOS High Sierra 10.13.4」に対応した「macOS High Sierra Patcher ver.2.6.0」が公開されましたので、アップデート可能となりました。
記事はこちらにアップしました。https://hyoryuden.com/macintosh/mac-hard/macpro2008-highsierra101314/
「macOS High Sierra Patcher」を使用し、サポート対象外の機種に「macOS High Sierra」をインストールする方法については、以下の記事を参考にしていただきたいと思います。
記事 「Mac Pro(Early 2008)に「macOS 10.13 High Sierra」をインストール!」
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