今や、車に「ドライブレコーダー」は必須アイテムとなりました。
2017年6月に発生した「東名高速多重衝突死亡事故」以来、「あおり運転、幅寄せ」など、危険運転が原因のトラブル映像が頻繁にTV放送されたことで、「ドライブレコーダー」の普及に拍車がかかりました。
それによって、カー用品店では「ドライブレコーダー」が品薄傾向にあります。
そこでこの記事では、家で眠っている “スマートフォン” を「ドライブレコーダー」として利用できるアプリを紹介したいと思います。市場が落ち着くまでの “つなぎ” として使ってみてはいかがでしょうか?
おすすめ「ドライブレコーダー スマホアプリ」
使わなくなったスマートフォンにアプリをインストールし、車載ホルダーにスマホを固定するだけで使用できます。シガーソケット用USB端子を用意すれば、走行中の充電切れの心配もなくなります。
現在、多くのアプリがリリースされていますが、いろいろと試して気に入ったものを使うとよいでしょう。ここではその中の一部を紹介しています。
Safety Sight(損保ジャパン)
Safety Sight(損保ジャパン) | |
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対応OS | iOS、Android |
価格 | 無料 |
iOS版 | Safety Sight-接近アラート&ドライブレコーダー カテゴリ: Utilities 価格: 無料 提供終了 |
Android版 | Google Play:「Safety Sight」 カテゴリ: 地図&ナビ 価格: 無料 提供終了 |
損保ジャパンが提供している安全運転サポートアプリで、損保ジャパンに加入していなくても使用可能です。
急ブレーキや衝突を自動で検知、その前後10秒間を自動で録画します。また、「前方車両接近アラート」や、「前方車両発進アラート」など、レコーダー以外の機能も備えています。
【追記:2020/4/6】
「Safety Sight」は、2020年3月31日をもって提供が終了されました。
公式サイト :安全運転サポートアプリの「Safety Sight」(損保ジャパン)
DriveMate SafetyCam(カーメイト)
DriveMate SafetyCam(カーメイト) | |
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対応OS | iOS |
価格 | 無料 |
iOS版 | DriveMate SafetyCam カテゴリ: Navigation 価格: 無料 |
カー用品の「カーメイト」が提供するiOS専用の無料アプリです。
衝撃探知録画機能に加え、「前方車両接近、前方車両発進、青信号アラート機能」、さらに「走行結果レポート&診断機能」「走行距離&ルート記録機能」など、機能も充実しています。
公式サイト :DriveMate(カーメイト)
公式サイト :カーメイト
マルチドライブレコーダ2(トライテック)
マルチドライブレコーダ2(トライテック) | |
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対応OS | iOS |
価格 | 720円 |
iOS版 | マルチドライブレコーダ2 カテゴリ: Navigation 価格: ¥720 |
これは有料アプリです。
iPhoneのカメラと多彩な機能を活用した最新鋭のドラレコアプリ、前作では【ナビアプリ有料ランキング3位】を獲得しています。
衝撃を感知し動画を自動保存(前後1分間)、全ての画面が縦・横方向の両方に対応、さらに録画画面全体に走行情報を表示するHUD(ヘッドアップディスプレイ)モードを搭載しています。
公式サイト :「マルチドライブレコーダ2」サポートサイト
公式サイト :トライテック
DailyRoads Voyager(DailyRoads)
DailyRoads Voyager(DailyRoads) | |
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対応OS | Android |
価格 | 無料 |
Android版 | Google Play:「DailyRoads Voyager」 カテゴリ: 自動車 価格: 無料 |
Android端末専用の無料アプリです。
自動常時録画、衝撃時映像記録、地図表示、ルート記録機能などの基本機能に加え、動画や静止画の保存先や、画面表示設定などをユーザーがカスタマイズできるところが特長です。
公式サイト :DailyRoads
カルー(CaroO) フリードライビングレコーダー(Pokevian)
配布終了
カルー(CaroO) フリードライビングレコーダー(Pokevian) | |
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対応OS | Android |
価格 | 無料 |
Android版 | Google Play:「カルー(CaroO) フリードライビングレコーダー」 カテゴリ: 自動車 価格: 無料 |
Android端末専用の無料アプリですが、100回の使用制限があります。100回を超えた場合はPro版(800円)を購入するか、アプリの削除後、再インストールことで使用できます。
事故検知録画、常時録画、ルート記録機能などの基本機能に加え、OBD-II機器と連動した車両診断及びモニタリング機能の装備や、Full HD(1920×1080)での録画に対応しているところが特長です。
今後、ますます必須に!
私は40年近く車を運転していますが、近年感じることは、走行中周辺の状況を見ている中で「事故にならなかったのは “まぐれ” だな」といった、危機迫る瞬間を目の当たりにすることが急激に増えた、ということです。
もし、交通事故の当事者になった場合、最も重要な事は「誰の責任が大きいのか?」責任の割合を明確にするということです。
現場検証の際、相手がケガをし意識がもうろうとしている状態を悪用し、自分に都合の良い説明をして責任を逃れようとする人もいます。
このような状況においても、事故の一部始終を映像として記録してくれる「ドライブレコーダー」は、たいへん頼りがいのあるツールになります。
今後、ますます交通事情は悪化していくでしょうから、自動車メーカー各社も「ドライブレコーダー」をオプション扱いではなく、標準装備する方向へ進めていかなくてはならないでしょう。
無駄な事故をなくすために一番よい方法は、全車自動運転になることでしょう。そうすれば危険な運転もできなくなりますからね。