1970〜80年代にかけて流行したAORサウンドを代表するひとりで「キング・オブ・AOR」と称されている。フランク・シナトラをこよなく愛す、ニューヨーク生まれのソウルフルなシンガー、ソングライターです。
現在でも、日本では非常に人気が高く、AOR界ではクリストファー・クロスやボズ・スキャッグスと並ぶ存在となっています。年齢を重ねた今は「キング・オブ・ジェントルマン」といったところでしょうか。
「Heart of Mine」 1989年リリース
このアルバムは、1980年代後半からいろいろなアーティストに提供してきた楽曲を、自らが歌った曲が約半分、そして残りが新曲という構成になっています。自らプロデュース・アレンジを行っていて、「ボビーらしさ」がよく表現されているアルバムです。
1曲目の「Heart of Mine」は、ボズ・スキャッグスに提供された曲ですが、個人的にはボビー本人が歌ったほうが、しっくりくるように感じますし、他の曲に関しても同じで、やはり本人が歌うことによってボビー・コールドウェルの美しいメロディーラインが映えるのでしょう。
「BOBBY CALDWELL」(邦題:イブニング・スキャンダル)1978年リリース
ボビー・コールドウェルのファースト・アルバムにしてAOR界の名盤となった作品です。洗練されたメロディーとグルーブ感がうまくブレンドされた、大人のムードたっぷりのアルバムです。
1曲目の「Special To Me」はディスコ風の曲で、ライブではほとんど披露されることはないそうです。日本人好みな感じで私は好きです。
注目曲は6曲目の「What Your Won’t Do For Love」(シングルカット曲 邦題:風のシルエット)で、ボビー・コールドウェルの名前が日本でも知られるきっかけになった名曲です。
そのほか名曲揃いで「これぞAOR」といった、いつまで経っても色あせることのない素晴らしいアルバムです。
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