佐藤博【おすすめCD】『awakening』『SAILING BLASTER』『AQUA』・・・ハイ・センスなシティ・ポップスに酔いしれる!

AOR・ポップス・ほか:おすすめCD
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「佐藤博」について

日本のシンガーソングライター、ピアニスト、キーボーディスト、作曲家、編曲家、レコーディング&ミキシング・エンジニア、マスタリングエンジニア、プロデューサー。

ハックルバック結成後、1975年にティン・パン・アレーへ参加、1976年以降ソロアルバムをリリース、また、山下達郎、大滝詠一、吉田美奈子、細野晴臣、角松敏生などの歴史的名盤にキーボード奏者、作曲、アレンジで参加するなどソロ活動を重ねていきました。

プロデュース活動としては、2007年のDREAMS COME TRUE『史上最強の移動遊園地 DREAMS COME TRUE WONDERLAND 2007』の音楽監督兼キーボード奏者としての参加や、2008年の青山テルマ『そばにいるね』、2011年のふくい舞『いくたびの櫻』などが有名です。

 

また、数多くの有名ミュージシャンや歌手へ楽曲提供しています。詳細は、ウィキペディアで確認できます。

ウィキペディア 佐藤博 (ミュージシャン)

 

佐藤博は、都会的センスあふれる上質のサウンドを聴かせてくれる、日本では類い希なミュージシャンであり、サウンド・メーカーでした。(2012年10月26日 65歳で他界)

 

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佐藤博サウンドについて

1980年代、打ち込みを主体とした多重録音が大流行しました。しかし、それらのサウンドも今となってはただ流行に乗って作られただけのチープな音になってしまいました。

ただ、佐藤博のサウンドだけはまったく違う存在になっています。佐藤博サウンドは、今聴いても色あせることのない、練り上げられたセンス抜群のAORとして、未だにリスナーのみならず、ミュージシャンからも高い評価を得ています。

佐藤博の独特なフレーズを聴かせてくれるキーボード、やさしく甘い声を生かした味のあるヴォーカル、そして、打ち込みを超えたハイ・センスなサウンドづくりをカラダで感じて、佐藤博サウンドのグルーブ感に酔いしれて欲しい。

どのアルバムも後世に残して欲しい素晴らしい作品ばかりです。以下に紹介するアルバムも、私が今でもよく聴いている作品です。すべて再発されていますが、興味のある方はお早めの購入をおすすめします。

この記事では、アルバム全体を通して聴いていただきたいので、あえて楽曲ごとのコメントはしていません。(佐藤博自身は、アルバム制作時のコンセプトにこだわりはないようですが・・・(笑))

 

(アルバムリリース順に紹介しています。)

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『awakening』1982年リリース

1982年リリースの4作目『awakening』は、佐藤博の最高傑作と評価されているオリジナルアルバムです。

ウェンディー・マシューズのヴォーカルをフィーチャーしたことで、アメリカ西海岸の香り漂うハイ・センスな作品に仕上がっています。

本当の意味でのファースト・アルバムでしょうね。一番自分らしい作品を作れたという意味でね。
(ライナーノーツより)

ゲストミュージシャン&収録曲

ゲストミュージシャン
  • ヴォーカル:ウェンディー・マシューズ
  • ギター:松木恒秀、鳥山雄司、ラスト2曲に山下達郎
『awakening』収録曲
  1. AWAKENING (覚醒)
  2. YOU’RE MY BABY
  3. BLUE AND MOODY MUSIC
  4. ONLY A LOVE AFFAIR
  5. LOVE AND PEACE
  6. FROM ME TO YOU
  7. I CAN’T WAIT
  8. IT ISN’T EASY
  9. AWAKENING
  10. SAY GOODBYE
  11. BLUE AND MOODY MUSIC

 

 

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『SAILING BLASTER』1984年リリース

5作目のアルバム『SAILING BLASTER』 では、ファンクやブルース系のナンバーに積極的にトライしています。そして、ビートルズのカヴァーが2曲を収録されています。9曲目「HOW YA BEEN (DO NAI ?)」は、バンド編成で録音されています。

どんなジャンルの楽曲であっても、佐藤博の手にかかればすべて洗煉されたシティ・ポップスに!

再発版のボーナス・トラック「Sweet Inspiration ‘85」は、85年にリリースされた企画盤『THIS BOY』から収録されています。

ゲストミュージシャン&収録曲

ゲストミュージシャン
  • ギター:鳥山雄司、石田長生、中島正雄、山岸潤史
  • ベース:藤井裕、伊藤広規
  • ドラム:岡本郭男、正木五朗
  • ハープ:妹尾隆一郎
  • コーラス:CINDY、藤井美保、奈良橋陽子、BOY AFRO
『SAILING BLASTER』収録曲
  1. SWEET INSPIRATION:テレビ東京「Dモーターランド」、テレビ朝日「EAT9」オープニング・テーマ曲
  2. EIGHT DAYS A WEEK
  3. ALWAYS
  4. LOVE IS HAPPENING
  5. BLUES BLASTER
  6. JENNY LOU
  7. SHINE FOREVER
  8. I FEEL FINE
  9. HOW YA BEEN (DO NAI ?)
  10. SAILING BLASTER
  11. SWEET INSPIRATION ’85(ボーナストラック)

 

 

『FUTURE FILE』1987年リリース

7作目のアルバム『FUTURE FILE』は、まさに “80’sサウンド” を象徴するかのような、たいへんポップで都会的なサウンドに仕上がっています。

再発版には、 LPレコードに収録されなかった12曲目「 Futuer File」、13曲目「Sweet lnspilation -Extended Power Club Mix- 」が収録されています。

ゲストミュージシャン&収録曲

ゲストミュージシャン
  • ヴォーカル:Lynn Davis
  • ギター:Paul Jackson, Jr.、鳥山雄司
  • ベース:Nathan East、Bobby Watson
  • ドラム:John “JR” Robinson、青山純
  • サックス:鈴木明男
  • コーラス:Maxi Anderson、Phillis St. James、藤井美保
『FUTURE FILE +1』収録曲
  1. Future File:「東京建物」CM曲
  2. Find Your Life
  3. Together:TBSテレビ「男女7人夏物語」挿入曲
  4. Step In Love’s World
  5. Fantasy
  6. Hello Love Again
  7. Lady Of The Nile
  8. Forever Yours, Sweet Mariann
  9. Fly To You:呉工業“クレ・カー・ケア”CM曲
  10. Funky Multi:テレビ朝日「EAT9」挿入曲、関西テレビ「ねるとん紅鯨団」、ヤナセ・VWゴルフ CM曲
  11. Forever
  12. Future File
  13. Sweet Inspiration -Extended Power Club Mix-
  14. Sweet Inspiration -Special Disco Mix- Bonus Track

 

 

『AQUA』1988年リリース

8作目『AQUA』、洗練されたシティ・ポップスの名盤。前作『FUTURE FILE』同様に、ジャンルを超えたコンテンポラリーなサウンドづくりの中にも、佐藤博にしか表現できないエッジの効いた作品になっています。

再発版には、 LPレコードに収録されなかった11曲目の「Wave For Love」が収録されます。さらにボーナストラックとして「On The Wind」「記憶の中の未来から」が追加収録されています。

ゲストミュージシャン&収録曲

ゲストミュージシャン
  • ギター:Paul Jackson, Jr.、鳥山雄司
  • ベース:伊藤 広規、Leland Skier、Bobby Watson
  • シンセ・ベース:鳥山雄司、角松敏生
  • シンセサイザー:菅野よう子
  • ドラム:Pat Mastelotto、青山純
  • サックス:本田雅人、Brandon Fields
  • コーラス:Eve、藤井美保、政野 早希子、Patrice Rushen
『AQUA +2』収録曲
  1. AQUA
  2. Seat For Two
  3. Love Is The Answer:国際証券CM曲
  4. Transfusion
  5. Where It All Began
  6. For Your Love
  7. My Friend
  8. Picnic
  9. Can’t Buy Me Love
  10. I Sing For You
  11. Wave For Love
  12. ON THE WIND(Bonus Tracks):小杉産業(現・コスギ)“ジャンセン”CM曲
  13. 記憶の中の未来から(Bonus Tracks):小杉産業(現・コスギ)“ジャンセン”CM曲

 

 

『TOUCH THE HEART』1989年リリース

9作目『TOUCH THE HEART』は、前2作の『FUTURE FILE』『AQUA』の流れではなく、最高傑作とされる4作目『awakening』の世界観を感じさせる、爽快感のある柔らかな雰囲気の作品となっています。(めずらしく、全曲日本語歌詞)

再発版には、ボーナストラックとして松原正樹のギターが全開の「EVEの朝を」と「Never Fall In Love」が追加収録されています。

ゲストミュージシャン&収録曲

ゲストミュージシャン
  • ギター:松原正樹、鳥山雄司、鈴木茂
  • アコースティックギター:松木恒秀、吉川忠英
  • ベース:伊藤 広規
  • シンセサイザー:菅野よう子
  • ドラム:青山純
  • パーカッション:浜口茂外也
  • サックス:本田雅人、鈴木明男
  • ボーカル、コーラス:藤井美保
  • コーラス:Eve
  • リズム・プログラミング:田中修、斉藤修
『TOUCH THE HEART +2』収録曲
  1. Stop the Rain
  2. Fuzzy Love
  3. Another Land
  4. Adieu
  5. Missing Link
  6. My Hometown
  7. Rosy Heart
  8. Paradise
  9. Bay Side Hotel
  10. Touch the Heart
  11. EVEの朝を(Bonus Tracks)
  12. Never Fall In Love(Bonus Tracks)

 

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