アメリカのジャズ・フュージョン界を代表するギタリスト、作曲家。「ザ・クルセイダーズ」「フォープレイ」にレギュラーメンバーとして参加のほか「トム・スコット」「ダン・シーゲル」「スタンリー・クラーク」「ジョニ・ミッチェル」そして「スティーリー・ダン」など多数のアーティストのアルバムに参加しています。
最近では、B’zのギタリスト松本孝弘との共作「TAKE YOUR PICK」をリリースし、第53回グラミー賞で最優秀インストゥルメンタル・ポップ・アルバム賞を受賞しました。また、2015年のスティーヴ・ルカサーとの貴重な共演「ブルーノート東京公演」がCD化されました。
「On Solid Ground」 1989年リリース 訳ありアルバム
このアルバムのレコーディング途中、自宅スタジオ「Room 335」の外にいた暴漢に首を銃撃され、瀕死の重傷を負いました。しかし、徹底した治療と持ち前の精神力で、レコーディングを完了させリリースしたアルバムです。
私は当時、CDショップで働いていましたので、レコード会社の方からこの事件のことを聞かされ、驚いたことを憶えています。ファンにとっては、思い入れのあるアルバムです。肝心の仕上がりですが、そんな過酷な状況下でレコーディングされたことを微塵も感じさせない、良いアルバムになっています。
個人的には4曲目、デレク&ドミノスのカバー「Layla」でのカールトン節が印象的で好きです。
「Larry Carlton」(邦題:夜の彷徨)1978年リリース(通算3枚目)
今聴いても、まったく古さを感じさせない洗練されたサウンドです。1曲目の「Room 335」(彼の自宅スタジオ名)は、イントロ・テーマ・ソロすべてがカッコいい。当時のギター小僧の多くがコピーした名曲です。この曲は、スティーリー・ダンの「Aja」のレコーディングに参加したカールトンが、アルバム内の曲「Peg」のリフにヒントを得て作った曲だそうです。
5曲目の「Rio Samba」は、ジェフ・ポーカロのドラムスの乗りも良く好きな曲です。2曲目と6曲目では、カールトン自身が歌っちゃってます。(笑)
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