「シャーマン」ってどんな存在なの?
俗に言われている霊能力者と同じなの?
この記事では、アメリカ・インディアンの「メディスンマン」の中に少数存在する「シャーマン」について、簡単に説明しています。
わかりやすく言えば、頼れる「霊能力者」といった存在
アメリカ・インディアンの各部族には「メディスンマン」と呼ばれる立場の人がいます。病気の治療や、伝統儀式のセレモニーマスターを務めたり、カウンセラーの役目を果たしたりする呪術医のことです。
なかでも、起きているときに「レム睡眠(ドリームタイム)」状態同様に、精霊(スピリット)からのお告げやビジョンを得られるメディスンマンは「シャーマン」と呼ばれています。ナバホ族のメディスンマンはシャーマンのことを「物事の秩序と構造」を探求して一生を終える人たちと言うそうです。
わかりやすく言えば、透視したり、目には見えない存在からのメッセージを受け取り、それを伝えることができる「霊能力者」といった存在でしょう。
「生死の境をさまよった」経験がある
「シャーマン」も霊能力者と同じで、みなが一様な方法で「メッセージ」を受け取るのではなく、夢のような映像として視たり、声として聴いたりとそれぞれにいろいろなパターンがあるようです。
私の身近にも、そういった能力を持ちカウンセリングをしていた人がいますが、声となって伝えてきたり、夢の中で伝えてきたり、身体が感じたりと、いろいろだそうです。
また、こういった能力を持った人たちは、たいてい「生死の境をさまよった」経験があるといわれています。先程のカウンセリングをされていた方も、生まれてすぐに生死の瀬戸際に立たされた経験があるそうです。
「シャーマン」になるには物事を動かす能力が必要
だからといって「声が聴こえたり、夢をみたり」するだけでは、ただ霊感のあるメディスンマンで終わってしまいます。メディスンマンの中でも「シャーマン」になることができるのは、この授かった力を、自分の一族のために役立てること(伝え、物事を動かせる)ができる能力をもったものだけに限られているのです。
メディスンマンについて詳しく知りたい方には、「ローリング・サンダー -メディスン・パワーの探究」著)ダグ・ボイド 訳)北山耕平、谷山大樹(平河出版社)をおすすめします。
参考:「ネイティブ・マインド アメリカ・インディアンの目で世界を見る」著)北山耕平(サンマーク出版)
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