この記事では、ロボット犬「AIBO」の開発責任者として知られている天外伺朗氏(本名:土井利忠)と、心理カウンセラーの衛藤信之氏による語り下ろし「イーグルに訊け インディアンに学ぶ人生哲学」を紹介しています。
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「イーグルに訊け インディアンに学ぶ人生哲学」著)天外 伺朗/衛藤 信之(飛鳥新社)
アメリカ・インディアンの思想・哲学から、現代日本人が忘れてしまった人としての本来の生き方、あり方を取り戻す、学び直すことのできる良書です。
人と社会との繋がりについて述べられている中の1つ「アメリカ・インディアンに何を学ぶか」の項で、インディアンの伝統文化と現代社会の方向性についての説明に、トランス・パーソナル心理学者「ケン・ウィルバー」の説を交えるあたりは、天外氏の柔軟性を感じました。
地球上のすべての人類が本書に書かれているような生き方ができれば、当然、平和な世の中でしょう。しかし、そううまくは行かないからこそ、気付いた者だけでも手本になるような生き方ができるように心掛けなくてはならないと痛感させられます。
著者の天外伺朗氏がロボット犬「AIBO」の開発責任者であったことは、この本を読むと「必然」であったことが納得できます。というのも、やはり相手の気持ちがわからない人には、ロボットを開発することはできないだろうと考えるからです。
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