Appleは6月4日(米時間)から開催している「WWDC 2018」にて、次期Mac用OSとなる「macOS 10.14 Mojave(モハーヴェ)」を発表しました。
コードネームの「Mojave」はアメリカ南西部のカリフォルニア州、ユタ州、ネバダ州、アリゾナ州にまたがるモハーヴェ砂漠に由来しています。そのため、壁紙のデフォルト設定は「モハーヴェ砂漠の夜景」が使用されています。
「macOS Mojave 10.14」では、ダークモード、新しいMacアプリ、全く新しいMac App Storeが追加されました。
「macOS Mojave 10.14」の正式リリースは今秋の予定とのことです。
公式サイト Appleプレスリリース(2018年6月5日):『Apple、macOS Mojaveを発表』
【追記:2018/06/21】:アップルが「macOS Mojave 10.14」プレビューを公開しました。
「macOS Mojave 10.14」の新機能
- ダークモード:ダークモードに切り替えることでドックやメニューバー、ウィンドウなど、デスクトップを暗い配色に変えることができ、コンテンツが見やすくなるなる。
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デスクトップ用のスタック:ファイルをファイルタイプ別に自動的にスタックし整理するため、デスクトップをすっきりと整頓してくれます。また、日付やタグなどのファイル属性で分類するようにカスタマイズも可能。
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クイックルック:ファイルを実際のサイズでプレビューでき、アプリケーションを開くことなく画像の編集や、PDFのマークアップ、ビデオやオーディオクリップのトリミングなどが実行できる。
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Apple News、株価、ボイスメモ、Home:「News」「株価」「ボイスメモ」「ホーム」などのアプリケーションがMacでも使える。
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スクリーンショット:ワンクリックで編集できるツールや、画面を動画撮影できる機能を追加。
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刷新されたMac App Store:入手したいMacアプリケーションを簡単に見つけられるように新たなタブ機能を追加。
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プライバシーとセキュリティ:Safariでは、インテリジェント追跡防止が強化され、許可なくユーザを追跡するSNSの「いいね」ボタンや「シェア」ボタン、コメントウィジェットをブロック。また、Webブラウジングの際のシステム構成に基づく追跡を防止。その他データ保護機能の強化。
その他にも多くの新機能が発表されました。
今回の新機能「ダークモード」は、MacOS 8〜MacOS 9時代に「KaleidoScope」というスキン変更ソフトを使って、デスクトップをカスタマイズしていた頃を思い出し、懐かしさを感じますね。
「macOS Mojave 10.14」のシステム要件から外れるMacの運命は?
macOS Mojave 10.14のシステム要件は、Mid 2012以降のMacとMac Pro Late 2013、および推奨されるMetal対応グラフィックカードを搭載したMac Pro (2010および2012)がサポートされるようです。
またしても、サポート対象外の仲間入りMacが増えてしまいました。?
ただ、「WWDC 2018」では「macOS Mojave 10.14」を32-bitアプリをサポートする最後のmacOSにすると発表しています。「macOS High Sierra」が最後だとアナウンスしていましたが、少し延命されたようですね。
となると、なおさら「サポート対象外のMacをどこまで延命できるか?」、行く末が気になるところです。
「macOS Mojave」がリリースされた際は、また改めて私の「Mac Pro(Early 2008)」でインストールに挑戦する予定です。
「macOS Mojave 10.14」の正式リリースは今秋の予定ということなので、「macOS Mojave Patcher」が開発されることを祈って待ちたいと思います。