Appleのデベロッパー用「証明書(Certificates)」更新手順 for Monaca

Apple関連情報
Apple関連情報
この記事は約4分で読めます。
記事内に広告が含まれています。

モバイルアプリの開発環境として、「Monaca」を利用している開発者も増えてきているのではないでしょうか。私もその中のひとりなのですが、iOSアプリを開発している中で毎年必ずやってくるのが「証明書の更新」です。

 

「This certificate will no longer be valid in 30 days. To create a new certificate,〜」

証明書の有効期限まで残り30日になると、Appleからこのメールが送られてきます。アプリのアップデートや新しいアプリの開発には、この証明書の更新が必要となります。

一年に一度の作業なので、毎年その手順を思い出せなくて「え〜っと、どうすんだっけ?」と、同じことを調べ直して作業する始末です。

そこで、今回は覚書として記事を残しておくことにしました。通常のキーチェーンからの更新方法は、ググるとたくさん見かけますが、「Monaca」環境での記事は少ないようだったので参考にしていただければと思います。

 

Monaca - すべての人にアプリ開発を
Monacaは最新のWeb技術を活用したアプリ開発ソリューション。クロスプラットフォーム開発の効率化、組織の開発プロセスの標準化を実現します。

 

スポンサーリンク

「証明書(Certificates)」の更新手順

それでは、「Monaca」利用者のためのデベロッパー用「証明書」更新手順をスクリーンショットで説明していきます。

Monacaの「iOSビルド設定」での作業

最初に、Monacaの「iOSビルド設定」で「秘密鍵とCSRファイルの生成」を行います。「秘密鍵とCSRの生成」ボタンから生成します。

秘密鍵とCSRファイルの生成の説明画像

Apple「iOS Dev Center」での作業

今度は「iOS Dev Center」にアクセスして作業します。ここでは「秘密鍵とCSRファイル」をアップロードし、必要な「証明書(Certificates)」を生成しダウンロードします。

 

  1. 「Certificates, Identifiers & Profiles」の「iOS Certificate」のAdd(+)をクリックし、「Add iOS “Certificates”」を表示します。

    証明書(Certificates)の生成手順画像1

     

  2. 表示された「Add iOS “Certificate”」で、Developmentの「iOS App Development」を選択して「Continue」で次へ

    証明書(Certificates)の生成手順画像2

     

  3. CSRの生成方法が表示されますので「Continue」で次へ

    証明書(Certificates)の生成手順画像3

     

  4. ここで「Choose File…」ボタンを押し、Monacaで生成した「秘密鍵とCSRファイル」(ioscert.csr)を選択してアップロードします。

    証明書(Certificates)の生成手順画像4

     

  5. 下のような画面が表示され、Certificateの生成は完了です。「Expires」が翌年の日付になっていることを確認し、ファイルを「Download」します。アプリリリース用の証明者(Certificate)も同じ手順で、Productionの「App Store and Ad Hoc」などを選択し、生成、「Download」します。

    証明書(Certificates)のダウンロード手順画像5

     

  6. 次に、「プロビジョニングファイル」を生成します。プロビジョニングファイルは開発中のアプリを「iPhone・iPad」の実機にインストールするために必要なファイルです。

    プロビジョニングファイルの生成手順画像1

     

  7. ここで、生成したいファイルを選択し、「Edit」をクリックします。

    プロビジョニングファイルの生成手順画像2

     

  8. 下の画面が表示されますので、「Certificates」から先ほど生成したものを選択し、「Generate」をクリックします。

    プロビジョニングファイルの生成手順画像3

     

  9. 次の画面が表示されたら、「Download」して完了です。他にもファイルがある場合は、この手順を繰り返します。

    プロビジョニングファイルのダウンロード手順画像1

 

Monaca「iOSビルド設定」に戻って作業

「iOS Dev Center」でダウンロードした「証明書(ios_distribution.cer ios_development.cer)・プロビジョニングファイル(~.mobileprovision)」をアップロードします。

画面の「証明書のアップロード」をクリックし、先ほどダウンロードした「証明書(ios_distribution.cer ios_development.cer)」を選択してアップロードします。

次に「プロファイルのアップロード」をクリックし、「プロビジョニングファイル(~.mobileprovision)」を選択してアップロードします。

Monaca「iOSビルド設定」へファイルをアップロードした画像

 

以上で、Monacaを使って作成した「iOSアプリ」用のAppleデベロッパー用「証明書(Certificates)」の更新作業は完了です。

 

スポンサーリンク

まとめ

いかがだったでしょうか? うまくいきましたか?

この作業は一年に一度ですので、どうしても手順を忘れがちになります。とりわけ初めての更新作業では、いきなりアップルからメールが送られてきて、いったい何をすればよいのかわからず困った経験のある方もいることでしょう。私もそうでした。

そこで、毎年の更新作業が負担にならないように、自分なりにわかりやすくまとめておくことをおすすめします。

 

証明書が有効期限切れの場合は、表示内容に多少の違いがあると思いますが手順は同じです。

ただし、この「証明書」の更新は「公開・販売中のアプリのアップデート」や「新規アプリの開発もしくは開発中」の開発者に必要なものです。アップデートや新規開発の予定がなければ必要ありません。

 

PR ウェブサイトで収入を得る!バリューコマースなら出来る!

PR IT業界で転職を考えたことありますか?高収入・高待遇に特化!
ITエンジニア専門の転職エージェント【TechClipsエージェント】(首都圏限定)

PR コンピューター関連専門誌の定期購読なら
日経グループ発行の定期購読誌サイト「日経BPマーケティング」

 


タイトルとURLをコピーしました