あなたは「マウス派?」、「トラックボール派?」、それとも「トラックパッド派?」
Macを使い始めて10年くらい経った頃、マウス操作による手首の疲労から “腱鞘炎の症状” があらわれてきました。このまま痛みが進行し、好きなギターが弾けなくなっても困るので、マウスではなく手首に負担のかからないトラックボールに変更しました。
比較的短期間で手首の痛みもなくなり、それから10年以上、ずっとトラックボールを使用するようになりました。
マウスに慣れていると、最初はトラックボールの操作に戸惑うかもしれませんが、慣れてしまえば指先の少しの動きで操作できるトラックボールの方が間違いなく楽です。
手首に痛みを感じたら、トラックボールを試してみるというのも良いかもしれませんね。ただ、マウスが2個買えるくらい高価なことが難点ですが・・・。
前置きが長くなりましたが、本題に入ります。
今年1月に遅ればせながら「Mac Pro (Late 2013)」を購入し、それを機にケンジントンのトラックボールを「SlimBlade Trackball」から「ExpertMouse ワイヤレストラックボール」に変更、さらに「Apple Magic Trackpad 2」を追加し、二刀流に挑戦してみることにしました。
「ExpertMouse ワイヤレストラックボール」+「Magic Trackpad 2」
画像:Amazon「Kensington ExpertMouse ワイヤレストラックボール」より
今回購入した「Kensington ExpertMouse ワイヤレストラックボール(K72359JP)」は、「Expert Mouse Optical Trackball(64325)」「SlimBlade Trackball(72327JP)」に続き3台目のケンジントン製トラックボールです。
画像:Amazon「Expert Mouse Optical Trackball」「SlimBlade Trackball」より
トラックボールをワイヤレスに変更した理由は「キーボードがやっとワイヤレスになったので、ついでにトラックボールも」と、ただそれだけのことです。ついでに以前から使ってみたかった「Magic Trackpad 2」もいっしょに購入しました。
これで、トラックボール&トラックパッドの “二刀流” 完成です。
画像:trackball-pad-key
現在の Apple純正「Magic Trackpad 2」の使い方は、画像ビューワ使用時の画像拡大・縮小・回転、ウインドウの縦横スクロールや、ブラウザやテキストエディタ使用時に滑らかなスクロールを必要とする時、コンテクストメニュー表示(マウスでいう右クリック)などに使う程度です。
やはり、カーソルの移動においてはトラックボールの右に出るものはありません。また、コピー・ペースト作業もトラックボールのボタンにコマンドを割り当てて使用しています。
私はもともと左利きですが、字やギターは右、箸やハサミ・包丁は左、絵や図形は両方、といった感じなので、「Magic Trackpad 2」もその時の都合にあわせて自由に使っています。
まだ使いはじめたばかりなので、これからいろいろ試していこうと思っています。
「トラックボール&トラックパッド」を上手く使いこなせるようになれば作業効率も上がり、たいへん便利なツールになるのではないでしょうか。
Apple「Magic Trackpad 2」(MJ2R2J/A)
「Magic Trackpad 2」は、バッテリー内蔵の充電式になり、デスクトップコンピュータでも感圧タッチが可能となりました。Apple純正品ですので、Macとのペアリングは自動的に行ってくれます。
公式サイト Apple:「Magic Trackpad 2」(MJ2R2J/A)
Kensington「ExpertMouse ワイヤレストラックボール」(K72359JP)
画像:Amazon「Kensington ExpertMouse ワイヤレストラックボール」より
ケンジントンの定番トラックボール「Expert Mouse Optical Trackball」をワイヤレスにしたものです。
下記の不具合は、ドライバー「TrackballWorks1.3 for Mac」の場合です。最新情報は、記事『ケンジントン「TrackballWorks1.4 for Mac」で “Bluetooth接続” に対応!【Expert Mouse ワイヤレストラックボール K72359JP】』を参考にしてください。
メーカーの説明によると「Bluetooth 4.0 LE または USBナノレシーバ経由でワイヤレス接続」とありますが、Bluetooth接続の場合はケンジントンのドライバ(TrackballWorks1.3 for Mac)が使用できないので、Apple純正マウスドライバでの設定のみとなります。
ボタンにコマンドを割り当てるなどの設定が必要な場合(みなさん必要だと思いますが)、「USBナノレシーバ」で接続しなくてはなりません。
しかし、この「USBナノレシーバ」には不具合があります。ドライバの問題だと思いますが、時々Mac起動時に「USBナノレシーバ」が読み込まれないため、一旦USBポートから抜き、もう一度装着し直さないと起動しないことがあります。
また、長時間スリープ状態になった場合も、時々トラックボールが起きてくれず “熟睡状態” になります。この場合も「USBナノレシーバ」を一度脱着すると動きます。
この不具合は、すべてのMacで発生するものなのか、一部の機種で発生するものなのかわかりませんが、少なくとも私は頻繁に「USBナノレシーバ」を抜き差ししています。
ドライバ(TrackballWorks1.3 for Mac)のアップデートを待つしかなさそうですが、正直なところ「SlimBlade Trackball(72327JP)」に戻そうかと迷っているところです。ボタンのクリック感は「ExpertMouse ワイヤレストラックボール(K72359JP)」の方が好きなんですけどねぇ〜。
よって、ワイヤレスにこだわらないのであれば、「SlimBlade Trackball(72327JP)」か、定番の「Expert Mouse Optical Trackball」をおすすめします。
【追記:2018/10/26】
最新ドライバ「TrackballWorks1.5 for Mac」がリリース(2018/10/24)されました。
「ソフトウェア」からダウンロードできます。
【追記:2018/10/11】
理由はわかりませんが、現在「TrackballWorks ver.1.4」がダウンロードできなくなっているようです。「ver.1.3」はこちらの【ソフトウェア】からダウンロードできます。
「macOS High Sierra 10.13.5」以降、「USBナノレシーバ」の不具合は完全になくなったわけではありませんが、激減しました。現在の環境は「macOS High Sierra 10.13.6」、Kensingtonドライバは「TrackballWorks ver.1.4.0」です。
この「TrackballWorks ver.1.4.0」で、やっと「Bluetooth 4.0 LE」接続に対応しました。早速、不安定な「USBナノレシーバ」からBluetooth接続に変更しました。
公式サイト Kensington(ケンジントン):「トラックボール」