人はみな、この世に「課題」を背負って生まれてくる 人生は修行の場である

使命を果たすために生まれてきたキリスト 人として生きるために
人として生きるために
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人は、今世での「青写真」を描いた上で「自らに課題」を背負わせて、生まれてくるといわれています。「課題」の数はそれぞれに違いがありますので一概には言えませんが、多い人もいれば、ひとつだけの人もいるでしょう。それは、前世での行いによるものだと考えられます。

 

そして、この「課題をクリアするため学びの人生を歩む」ということになります。しかし、ほとんどの人が生まれてから物心つく頃までに前世の記憶はきれいに忘れ去ってしまい、「課題が何であったか」など憶えている人は、まずいません。だからといって背負った「課題」が消えてなくなったわけではなく、そこから修行の場である「人生」がはじまるのです。

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自分の課題を理解し、それを果たすために人生を歩んでいる人たち

「あなたは何のために(何をするために)生まれてきましたか?」この質問にどれくらいの人が即答できるでしょうか、おそらくよくわからないまま人生を歩んでいる人が大多数ではないでしょうか。

 

しかし、自分の課題を理解し、それを果たすために人生を歩んでいる人も少数ながら存在します。アメリカ・インディアンの中に存在する「シャーマン」、また一般的に「霊能力者」と呼ばれている人などがそれに該当します。

 

これらの人たちの中には、生まれつき特殊な能力が備わっている人もいれば、生死に関わるような病気や事故に遭いながらも奇跡的に生還したことをきっかけに「それまで備わっていなかった不思議な能力を得たことに気付いた」というケースも多いようです。

 

また、今でも行われているアメリカ・インディアンの儀式のひとつである「ビジョン・クエスト」のように、心身ともに極限状態におくことで、自分の「課題」に繋がる事柄を「ビジョン」として見せられたり、声として伝えられたりするケースもあるようです。

 

要するに、生まれつき能力が備わっていなくても、生死に関わるような体験によって、魂が「自分が背負った課題が何であったか」ということを再認識させたのです。

 

このように自分の課題を理解している人たちは、その課題をクリアしていくことで「学んだこと」「身につけたチカラ」を世のため人のために使おうとするようになり、それが「使命」となり本当の自分の人生を歩むことになるのです。

 

「シャーマン」についての記事はこちら

メディスンマンの「シャーマン」=「霊能力者」【アメリカ・インディアン】
シャーマンとは、透視したり、目には見えない存在からのメッセージを受け取り、それを伝えることができる「霊能力者」といった存在。こういった能力を持った人たちは、たいてい「生死の境をさまよった」経験があるといわれています。

「ビジョン・クエスト」についての記事はこちら

今も残る「アメリカ・インディアンの儀式」【スウェット・ロッジ、ビジョン・クエスト、サンダンス】
アメリカ・インディアン(ラコタ族)には、7つの基本的な儀式があります。「スウェット・ロッジ、命名式、治療の儀式、親戚として受け入れる儀式、結婚式、ビジョン・クエスト、サンダンス」です。

 

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あなたは今、誰かの役に立っていますか?

では、そのような特殊な能力を得ることのできない人はどのようにして、課題をクリアしていけばよいのでしょうか。そもそも「課題が何であるか」を把握できていないのですから「クリアできているのか?いないのか?」なんてわかるわけもありません。もしかすると、間違った方向へ人生を歩んでいるかもしれません。

 

でも、安心してください。あなたは今、誰かの役に立っていますか? 何らかのカタチで人の役に立っていることがあると答えられるのであれば、あなたは少なくとも間違った方向へ歩んでいるわけではないでしょう。

 

ただ、その行為が「偽善によるものでなければ」の話です。世の中には「世間から良くみられたい」「他人から良く思われたい」という一心で、心の中では何も思っていないにもかかわらず、表面的に世のため人のための行為を装う輩(やから)がたくさんいます。

 

こういった人たちの行動は、表面的には「人の役に立っている」かのように映るかもしれませんが、決して自分のための修行にはなっていません。「こころ(魂)」がこもっていないのですから当然です。課題をクリアするどころか、さらに課題を増やしているだけなのです。

 

このような間違った人生の歩み方をしないためには、自分に正直に自分のために生きるということです。自分の「こころ(魂)」を磨くための人生を歩めない人が、「人の役に立つ」ことなどできないということです。

 

あなたの日頃の行いを見ているのは他の誰でもなく、あなた自身です。ですから、いつも「こころ(魂)」のこもった行動をしているかどうかは、あなた自身が一番よくわかっていることです。「こころ(魂)」からの行為の積み重ねによって「背負った課題」もクリアしていけるはずです。

 

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「こころ(魂)」が行動したときの感覚を大切に!

日常生活のいろいろな場面で「頭で考えるよりも先に、思わず身体が動いてしまった経験」は、誰にでもあることでしょう。これこそが「こころ(魂)」の行動なのです。あなたが持つ本来の姿が現れた瞬間でもありますので、その時の感覚を大切にして忘れないようにしましょう。

 

繰り返しになりますが、この行為の積み重ねによって「自分の人生が正しい方向へ歩めているか」を自覚できるようになるでしょう。人生は修行の場です、課題を背負って生まれてきた以上、決して楽な人生は存在しません。乗り越えなくてはいけない壁が、誰にでもあるのです。その壁を乗り越えることで初めて「人の役に立つ」人生を歩んでいけるのだと思います。

 

ただ、そういう私も日々反省の人生を送っています。時々「振り出しに戻ってしまったかなぁ」と思ったりもします、人間は自分に甘いですからねぇ・・・

 


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