朝、目覚めてゴロゴロしてたら「問題がスッキリ解決!」【思考の整理】

心理学・認知科学などから学ぶ
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前日ずっと考えていたのに、まったく良い案が思い浮かばなかった問題点が、一晩寝て目覚めたとき、いとも簡単にアイディアが頭をよぎり「問題解決!」といった経験、よくありませんか?

これって、偶然?

いいえ、偶然ではありません。

 

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レム睡眠時に行われる記憶の整理整頓作業によるもの

これは、たまたま偶然というわけではなく、人間の脳のメカニズムによるもののようです。脳は、レム睡眠時に記憶の整理整頓作業を行います。記憶しておく必要のない事柄を古いものから削除し、その空いたスペースに新しい必要な事柄を記憶させる作業です。

夜、睡眠中にこの作業が行われることで、目覚めたときは記憶が整理され、スッキリとした状態にあるため、記憶力や思考力が増すのです。よって、前日、思い浮かばなかった案を朝になると思いつくのは、このメカニズムのおかげです。

アメリカ・インディアンのメディスンマン(シャーマン)が、レム睡眠時にスピリットからのお告げを受け取るというのも、この脳のメカニズムをうまく利用した現象なのかもしれません。

 

参考:「忘却の整理学」著)外山滋比古(筑摩書房)

記事 アメリカ・インディアンのメディスンマン(シャーマン)については、こちらから

書籍紹介はこちら

記事 「思考の整理学」と「忘却の整理学」


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