メタル・シーンを代表するギタリスト、イングヴェイ・マルムスティーンのニュー・アルバム『BLUE LIGHTNING』 が、2019年03月29日にリリースされます。
前作『WORLD ON FIRE』以来、約2年ぶりとなる作品、レーベルインフォメーションには次のようなコメント、
本作は自らのルーツと称するブルーズ・ロックと向き合い、書き上げたオリジナル曲に加えて、自身の選曲によるカヴァー曲も収録!!クラシック・ロックの名曲を自らのギター・プレイと ヴォーカルで表現した、王者の情熱が宿る渾身作だ。
引用元:メーカーインフォメーションより抜粋
コメントどおりに受け取ると、今回のオリジナル曲はブルージーなサウンド、そしてカヴァー曲においても自らのヴォーカルでイングヴェイ流にアレンジされた楽曲に仕上がっている、ということになります。
ただ、次のようなコメントもあります。
ソロでは変わらずの超絶技巧を駆使したギター・プレイも存分に披露しており、従来のファンも納得の作品に仕上がっている。
引用元:メーカーインフォメーションより抜粋
この “従来のファンも納得の作品に仕上がっている” というコメントには、「お馴染みのワンパターンですよ」とのニュアンスも含まれているように感じてしまうのは私だけでしょうか?(笑)
まず、このアルバムの構成ですが、「14曲中オリジナル曲は4曲だけ」という、ニューアルバムと呼ぶには何とも怠惰な印象です。
前作『WORLD ON FIRE』も、新しい試みもなく、サウンドに頭打ち感があり、ファンとしてかなり不満の残る作品でした。前作に限らず、近年の作品はどれも同じ傾向にあります。
そして、今回のカヴァー曲中心のニューアルバム『BLUE LIGHTNING』、“自らのルーツと称するブルーズ・ロックと向き合った” のであれば、もっと違ったアルバム構成になるのではないかと思うのですが・・・
今回、『BLUE LIGHTNING』リリース案内の記事を書いた理由は、私にとって別の意味で「気になる新譜」だったからです。このニューアルバムの仕上がり次第によっては「イングヴェイ・マルムスティーン」のフォローは終わりにしようかと考えています。
【感想】を追記したいと思います。
【追記:2019/4/1】【感想】を追記しました。
『BLUE LIGHTNING』収録曲
『BLUE LIGHTNING』 2019年03月29日 発売
- BLUE LIGHTNING / ブルー・ライトニング (Yngwie Malmsteen)
- FOXEY LADY / フォクシーレディ (Jimi Hendrix)
- DEMON’S EYE / デーモンズ・アイ (Ritchie Blackmore, Ian Gillan, Roger Glover, Jon Lord, Ian Paice)
- 1911 STRUT / 1911ストラット (Yngwie Malmsteen)
- BLUE JEAN BLUES / ブルー・ジーン・ブルース (Joe Michael Hill, Frank Lee Beard)
- PURPLE HAZE / 紫のけむり (Jimi Hendrix)
- WHILE MY GUITAR GENTLY WEEPS / ホワイル・マイ・ギター・ジェントリー・ウィープス (George Harrison)
- SUN’S UP TOP’S DOWN / サンズ・アップ・トップス・ダウン (Yngwie Malmsteen)
- PEACE, PLEASE / ピース、プリーズ (Yngwie Malmsteen)
- PAINT IT BLACK / 黒く塗り潰せ!(Mick Jagger, Keith Richards)
- SMOKE ON THE WATER / スモーク・オン・ザ・ウォーター (Ritchie Blackmore, Ian Gillan, Jon Lord,Roger Glover, Ian Paice, Michael Sweeney)
- FOREVER MAN / フォーエヴァー・マン (JERRY LYNN WILLIAMS)
- LITTLE MISS LOVER / リトル・ミス・ラヴァー (Jimi Hendrix)
- JUMPING JACK FLASH / ジャンピン・ジャック・フラッシュ (Mick Jagger, Keith Richards)
【メンバー】
- イングヴェイ・マルムスティーン:Lead Guitar, Lead Vocals, Backing Vocals, Bass, Hammond B3, Keyboards, Sitar
- ローレンス・ランナーバック:Drums
【プロデュース】
- イングヴェイ・マルムスティーン
イングヴェイ・マルムスティーンを聞くならコレ!
個人的におすすめするアルバムは次のとおりです。
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『Live Sentence』 | 『Rising Force』 | 『Marching Out』 |
『Trilogy』 | 『Odyssey』 | 『Live In Leningrad』 |
『Seventh Sign』 |
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取り立てて気の利いたアレンジが加わったわけでもないカヴァー曲中心になったことで、かえって不満の残る作品となっています。
彼の生活環境に大きな変化でも訪れない限り、新たなサウンドを生み出すことはないのかもしれません。
「今までどおりでいいんだ!」と、おっしゃるリスナーにはおすすめですが・・・